吉田松陰 より

 これは、私の好きな言葉です。「真に志をもって行動すれば、心動かぬものはこの世にない。誠意を尽くして
 努力と行動を実践することこそが人間道である。」と解釈しています。現代社会を見てみますと、概ね経済的・
 物質的な豊かさは得ることが出来ましたが、解決していかないといけない課題は山積しています。子どもたちが
 大人になった時、「今の時代の人は何をしとったん?もうどうしようもないが。」というようにならないためにも、現
 代を次代に引き継ぐ責任を担っている一人として、笠岡市民の皆様と笠岡市の将来に向けて行動することを決
 意いたしました。
 住んでいる人が住み心地よく、そして市外からも訪れてみたくなるような魅力ある“ますます笑顔があふれる
 笠岡”実現に向けて、志をもって、皆様とともに 考え活動して参る所存ですので、是非お力添えを宜しくお願
 い致します。 

○ 今の世の中

現代社会を見てみますと、先人の皆様の努力により概ね経済的・物質的な豊かさは得ることが出来ました。しかし、モラルの崩壊は危機的な状況にあるように感じます。ニュースを見ていますと耳をふさぎたくなる事件が非常に多い。官僚や企業がらみの犯罪や不正のみならず、自分の親や我が子、知人をも簡単に殺す世の中になっています。もちろん、一部の人たちによるものではありますが。

私は、これらの原因として根底に潜んでいる共通の問題は、J:自己中心主義であり、S:刹那(せつな)主義であり、K:金銭至上主義と考えています。皆が生きていく為に経済成長に邁進してきた陰で、一部の人間だけの感覚だったであろう「自分さえよければいい」「今が楽しければいい」「儲かればいい」などという感覚が社会に拡がってしまいました。

いわゆるモラルの崩壊(JSK主義)が、様々な問題や事件を引き起こす根底に潜んでいる大きな原因だと感じます。
「我が故郷の笠岡市ではそのような問題はないから関係ない」と考えてしまいそうですが、そのような考え事体がモラルの崩壊そのものであり、時間は掛かっても未来に向けて変えなければならない課題なのです。

○ 社会の流れ

現代社会は混沌としており、様々な問題をかかえているのが現実です。国家レベルですと、財政問題、安全保障問題、社会保障問題、環境問題、教育問題、福祉の問題、格差の問題など多々あります。行政に目を向けますと、今までの中央集権の行政システムから地域主権の流れにあり、地域の自立が求められています
国と地方の役割を分権化する流れです。地方が自立するために、平成の大合併や道州制の論議など具体的な行政再編の動きは始まっています。

これからの笠岡市は、今以上に国家火急の問題や国家の政策に目を向けつつ、自治体としての明確な将来ビジョン(政策)を市民に示して市民とともに協力して理想とするまちへと向かい、様々な課題において独自に創造できる自立した“笠岡市”にならないといけません。
そこに時間の猶予は残されていないと思うのです。子どもたちが大人になった時、「今の時代の人は何をしとったん?もうどうしようもないが。」というようにならないためにも、現代を次代に引き継ぐ責任を担っている一人として、笠岡の将来に向けて行動しないといけないのです。

○ 住み心地のよい笠岡へ

笠岡市は、温暖な気候で災害が少なく、豊かな自然に恵まれています。高速道路や新幹線、空港などの交通の便にも恵まれていると言えます。夏は海、冬はスキーなどレジャーを楽しむために山陰や四国へ数時間で行けます。また、笠岡湾干拓地という夢の大地もあります。なんと言っても、住んでいる人々に温かい人が多い。私は、生まれ育ったこの笠岡市を今以上に住み心地のよいまちにしたいのです。昔は、人と人が助け合って生きてきました。道や水路が必要であれば協力して創り、農作業が忙しい時はみんなで手伝い、食物が余ればご近所に分け与え、最後は「お互い様だから」「いつもありがとう」などと言う。昔のような思いやりあふれ心が通いあったまち、モラルの崩壊と無縁のまち、気候だけでなく、人々が温かく住み心地のよいまちにしたいと思っています。

○ これからの議会と志

議会の位置付けは、地域主権の流れにより変わってきており、今後も決定する領域が拡大していくことが考えられます。そういう意味でも、住民の皆様の代表である市議会議員が視野を拡げ、我が故郷の笠岡市の将来ビジョン(政策)を立案し示した上で、個別の政策について市長をはじめとする執行部に提案し議論するような創造型の議会になるべきだと考えます。議会は自治体の公共的活動の基本的な意思決定の場です。議会人として、長期的な夢などからなる笠岡市の将来ビジョン(政策)を志として、建設的な政策論争をするべきだと考えます。住民の皆様から信託され民意を汲み上げる議員と、行政知識と経験が豊富な職員が一定の緊張感の中、将来ビジョンを基本とした上での課題に対して研究を共に行うような連帯意識も必要でしょう。住んでいる人が住み心地よく、そして市外からも訪れてみたくなるような魅力のある笠岡市へ自立しなければなりません。現在、笠岡市の財政は徐々に改善されてはいるものの決して豊かではありません。少子高齢化は進んでおり、人口は減ってきています。産業も活性化しているとは言えず、市外で働く人が多いのが現実です。事件にならないにしてもモラルの崩壊(JSK主義)も徐々に進んでいるように感じます。このままでは、人々が温かく住み心地のよいまちにはなりません。しかしながら幸い前述したように様々な自立する要素があります。マイナス面と考えられている課題をプラスにすることも可能だと思います。このような要素を将来に向けて活かしていくような創造的な議論が必要なのです。市民の皆様が豊かで安心して生活できるように、総合的な将来ビジョンの中で公共的決定を行うのが政治であり、私は志をもってその一躍を担っていきたいと考えました。我が故郷、笠岡市に生活する人々の将来のために。そして、次代もこの笠岡に住んでくれるであろう笠岡の子どもたちのために。

平成20年1月19日  笠岡市茂平 大本益之

岡山県笠岡市議会議員
ますます、笑顔あふれる笠岡へ!

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